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産業振興対策 再質問ー12月定例議会ー
産業振興対策に関し、次の諸点について所見を伺いたい。

「企業立地について」
企業立地の必要性の視点から、関西学研都市のあり方についてお聞きします。これに関しては平成16年6月の一般質問で企業の流出防止についてお聞きしています。関西学研都市は同都市建設促進法施行から18年、昨年は都市開きから10周年を迎えました。先端技術の基礎研究を目的にスタートしましたが、企業の流出を防止するため生産設備を一部認める方向を示されたと聞き及んでいます。わたしは、それに対しては従来の施策の延長線上であり、効果には疑問を持っています。現在の府内産業の動向から見れば、この地に先端技術を持った企業の生産拠点が出来ることが、企業間取引の拡大を含め、最も効果があると判断しています。その方向への舵取りを府ははっきりと国に対して提案するべきであると考えます。御所見をお聞かせください。

「観光振興について」
山田知事は、2008年に「源氏物語」が登場して千年の節目を迎えることから、滋賀県と記念事業を共同検討に着手することで合意されています。私の地元宇治市には「源氏物語ミュージアム」があり、この記念事業が観光振興及ぼす効果に期待が持てます。特に女性の観光客の視点からみれば、わたしの今回の提案であります仁徳天皇の兄弟の悲劇を強調することと源氏物語で相乗効果がでるのではないかと思います。御所見をお聞かせ下さい。
 ものづくり産業は府内最大の出荷額を占める産業です。さらにこれがよくなれば京都経済全体を押し上げると考えます。地域間競争に打ち勝つための更なる支援強化を要望し、質問を終了します。



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産業振興対策 その3−12月定例議会ー
「ものづくり産業」への支援ついてお聞きします。

本府の「ものづくり産業」の近年の歴史を振り返りますと、伝統産業である織物産業、それを支える繊維機械、繊維業界が不況に入ると工作機械、電機機器、電子部品、ハイテク、バイオという産業構造の変遷がありました。ハードに重点を置いた産業から、ソフトに重点を置いた産業への変化でもあります。本府のITバザール構想は次世代産業創出のひとつの到着点でもあります。しかしこの歴史が今後「試作産業」などが成長するにあたって、「ものづくり産業」の基礎力強化になったかどうかについて私はいささか疑問を持っています。ものづくりの基礎力は、「加工素材の知識の蓄積」、「加工機の知識の蓄積」により「加工技術の蓄積」がなされます。わたしは本府においてこの3点の強化が必要不可欠と考え、中小企業技術センターに対しては試作試験機の充実と共に、それにともなうツールの知識などの「加工機の知識の蓄積」が加工技術の向上のため強化する必要があることを平成16年2月の一般質問で取り上げました。また「加工素材の知識の蓄積」に関しては、本府内の大学に冶金に対する専門性を持つ大学が無いことの弱さを指摘し、産学官連携においても広域連携の必要性を本年6月の一般質問で取り上げています。私は「試作産業」を成功に持って行くためには現時点で「加工素材の知識の蓄積」に重点を置いた「加工技術の蓄積」が必要と考えます。この「加工素材の知識の蓄積」に関しては本府内の企業はいままで有利な環境では無かったと見ています。鋳物からジュラルミンに至るまでの鉄鋼、金属の分野の産業製品の知識の供給が必要です。先端を走ろうとする本府の取り組みから見れば、後戻りの感がすると思われますが、あえて加工の基礎力強化のためには、この分野での知識習得のための支援が必要と考えます。御所見をお聞かせください。特に「素材をベースにした加工技術の蓄積」という視点から言えば、中小企業技術センターが標準化などを行い集積する役割が必要であることは依然に指摘した通りですが、集積しにくい内容でもあります。これらの技術は作業者の永年の熟練技術に支えられているものが多く、固有技術となってるからです。「加工機の知識の蓄積」は工作機械メーカーなどのツールの知識によるところが大きく、仕様条件の提示があるためそれを基礎とした加工が可能です。それに対して、「加工素材の知識」は製鋼メーカーなどの圧延条件による化学成分の提示でしかなく、そこからは加工条件は出てきません。通称インゴットといわれる炉単位の生産では、1回ごとに成分のばらつきも生じ、加工に影響を及ぼします。それを永年の作業の繰り返しの中で、固有技術にしてきたのが現場の熟練作業者です。いま2007年問題が言われています。これは団塊の世代が定年を迎えることにより、それまで企業等を支えてきたこれらの固有技術をもった良質の労働力が失われ、企業の力が低下してしまうのではないかと危惧されているからです。本府においても、中小企業を中心に該当する企業が多くあると思います。わたしは本府においては「試作産業」を成功に導くためにもまた、本府のものづくり産業の基礎力の強化のためにも「素材に重点を置いた加工技術」を持った技術者・作業者の育成を支援する必要があると考えます。またその役割を中小企業技術センターなどが担うべきと考えますが、御所見をお聞かせください。

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産業振興対策 その2−12月定例議会ー
南部観光振興について所見を伺いたい。

次に産業振興の大きな柱である観光振興についてお聞きします。ここでは特に活性化が必要な、山城広域振興局内を中心とした府南部の観光振興についてお聞きします。山城広域振興局の地域振興計画では「やましろ観光」として観光コースを設定するなど取り組みをされていますが成果はこれからです。私は平成16年12月の代表質問で、京都府の南部地方からの新しい観光客を集客する方法として、「遺跡に関心ある観光客」「万葉集に関心ある観光客」この二つのストーリー性ある観光コースが可能であることを提案しました。わたしは遺跡などを活用した観光は今後必ず発展し地域の活性につながると考えています。今回はそれをさらに追求する形で提案したいと思います。特に最近の堺市の動きに注目しながらリンクした取り組みが出来るのではないかという視点から質問します。ここでは私は堺市が政令指定都市に決定され、近世に貿易都市として栄えたように、産業都市として競争力強化に取り組みをしている点に注目します。関西国際空港の滑走路増設に伴い輸送量が増えることを踏まえ、関西国際空港にやって来る内外の観光客を玄関口にあたる堺市が、まず受け入れ都市の活性化に役立てようとしています。その一つが遺跡を活用しての観光振興です。具体的な動きとして仁徳天皇陵と言われる「大山古墳」を中心とした百舌鳥古墳群を世界遺産に登録し、観光の目玉にしようというものです。よって今回は「遺跡に関心ある観光客」に焦点をあてる施策展開のチャンスと考えます。仁徳陵と言われる「大山古墳」が世界遺産に登録されたと仮定した場合、そこからの観光客の流れを京都府南部に持ってくる方法として、私は宇治市にある「莵道稚郎子の墓」と言われる伝説上の人物の墓に着目します。この墓は仁徳天皇の弟の墓と言われており、ここに注目を集めることにより、「倭の五王」の時代を中心にしてストーリー性のある観光コースが出来上がるのではないかと考えます。私はここに注目しながら、従来より提案しています「山城郷土資料館」を府南部の展示拠点とする。周辺には卑弥呼との関連があると伝えれる椿井大塚山古墳などがあり関心を広げてもらう。恭仁京の史跡にも興味を持ってもらう。今回のストーリーの終着点の「莵道稚郎子の墓」は、周辺には平等院、宇治上神社の世界遺産があり観光の選択肢は広がります。府南部の遺跡の発掘調査は市町村の教育委員会が行っており、それぞれ単発な情報発信になっています。遺跡そのもの学術的探求は当然のこととして、さまざまな角度から解釈を試みる試論の展開が必要と考えます。特にその中で観光客が興味が持てるストーリーを紹介するなどの取り組みが必要と考えます。以上のようなストーリー性のある遺跡なども対象とした観光振興を他府県、市町村、観光協会、商工会などと連携しながら推進する必要があると考えます。御所見をお聞かせください。

次に堺市が街ぐるみで「ものづくり産業」に対して、視察者を観光客として集めようしていることに対して、わたしは産業視察の効果と言う視点から関心を持ちます。特に会社・工場などの視察はその企業の最高の宣伝を兼ねた、その視察場所のある周辺地域は、視察という観光振興になると考えるからです。生産現場視察は30年ほど前から行われるようになりました。従来はショウルームだけで製品紹介はあっても生産現場は他人に見せないものでしたが、機械化・自動化が進むようになり、企業は積極的に生産現場を公開するようになります。自社の完成された生産現場をそのまま見せることは、取引先に対して技術力、品質管理などの面でかなりの説得力を持ちます。それが顕著なのが産業機械特に工作機械メーカーがフレキシブル生産システムによる多品種少量生産を24時間無人化で稼働させるにあたり、自社の宣伝のために取引先を招待する、また経済団体などが研修視察に利用するなど積極的に使われるようになったことです。このことは地元から見れば2つの効果がありました。ひとつは地元企業が成長することによる経済効果です。ふたつめは、視察に関連して宿泊所や飲食店、ゴルフ場などの商業施設に波及効果があったことです。視察先企業を中心にその周辺では観光振興がされていたことになります。本府としては今後の地域間競争に勝つためにもこの取り組みが必要と考えています。特に世界各地からものづくり産業視察のために関西国際空港に来た人は、まず玄関口にあたる堺市に注目しますが、本府としては、これらの視察者の次の動きに注目しなければなりません。ものづくり産業への注目度から言えば、次は自動車産業があり一番元気な中部地区に視察に動きます。そのことにより本府の「ものづくり産業」が注目されずに、素通りされてしまうことに危惧を持ちます。対策として関西学研都市にある「私の仕事館」などに視察者の流れを作り、その後に府内の産業集積地域に注目を持ってもらう必要があると考えます。わたしの認識では府南部で視察が出来るように取り組んでいるのは久御山町にある機械工具メーカーだけです。単発では、先に述べたような流れをつくることは出来ません。宇治市や久御山町などの産業集積地にある企業、特に誘致企業などにそのことを働きかけを行い、実質的な経済効果と視察による観光振興この二つの効果にはっきりと狙いを定めた取り組みが必要と考えますが、御所見をお聞かせください。



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