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公明党


10月29日 決算特別委員会 総括質疑

地域包括ケアについて

(質問要旨)

地域包括ケアに関し、次の諸点について、知事の所見を伺いたい。
 
(1)高齢化が進行する中、介護・福祉を支える人材確保が不可欠であり、本府は、介護・福祉人材確保 総合事業を展開し、一定の成果を収めているが、離職率が高いことが指摘されている。定着率を高める 取り組みが必要であり、また景気回復を背景に一般企業においても人材確保が困難な状況が生じてい ることから、介護。福祉分野における人材確保がさらに困難になると懸念するが、現在の課題をどのように 考えているのか。

(答弁骨子)

(1)介護・福祉人材確保の現在の課題について村井議員のご質問にお答えいたします。

介護・福祉人材確保でありますけれども、介護の関係、やはり離職者が多い、そしてその就職 後3年未満の者が7割になってくるという現状がありまして、その主な理由としては、仕事がき つい割り収入が少ない、労働時間・休日・勤務体制が不規則など多くがその処遇や勤務環境面での課題に より、定着が難しい状況が生じていると思っています。さらに雇用環境が京都でも死出に1.2倍の有効求人 倍率を超えている中で、こうした問題を抱えいるこの分野では、10月発表で有効求人倍率は2・8倍 を超える、そうした人材不足状況に陥ってるのが現実であります。

こうした高齢社会を考えますと、介護。福祉人材確保は最重要な課題の一つでありまして、国におきまして 「一億総活躍社会づくり」の中で、「介護離職ゼロ」の実現をめざすとろこでありまして、まずやっぱり、国 ・地方、思い切った福祉人材・介護人材の確保定着施策を進めることが必要であると考えております。

(2)介護・福祉人材の確保・育成施策の強化について
京都府では、全国に先駆け25年度から「きょうと福祉人材育成制度」を創設いたしまして、その中 で、離職率は全国よりも5ポイントくらい低い形で抑えることができております。今後、されにこうした認証制度を きめ細かく行いまして、福祉職場の働きやすさを作り上げていきたいというふに思っております。

特に人材確保が厳しい北部地域では、北部7市町と協力して「北部福祉人材養成システム」を 構築し、今年度、舞鶴市に介護福祉養成学校が開校いたしました。福知山市の12の社会福祉法人が 協働して資格取得のための現認者研修や宮津市では実習できる総合センターの整備にも着手したところで あります。 

さらに勤務環境の改善策としましては、報酬改定が介護職員の少雨改善等に確実につながるように、すべて の事業所に対して働きかけますとともに、国に対しても基金の財源確保も含めた提言を行うなどm誰もが住み 馴れた地域で介護福祉士が増え、介護離職率ゼロになるように、さらに取り組みを強めていきたいと考えており ます。

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お茶産業の振興について

(質問要旨)

お茶産業の振興に関し、次の諸点について、知事の所見を伺いたい。

(1)本府においては、お茶を活用した府域に活性化に向け「お茶の京都」と銘打ってお茶の文化の普及・拡大、 生産量拡大、ブランド力強化、販売促進、新製品の開発など施策が次々と展開される予定であるが、その取組 内容及び期待できる効果はどうか。

(2)生産量の維持拡大と高品質の維持がお茶産業振興の基本と考えるが、生産量は荒茶生産量の3%しかなく 価格についても他産地のものに引きづられ年々下がる傾向にあると聞いている。本府では茶業研究所の建替を契機 に、より高品質の品種や新たな加工機械の開発など、宇治茶振興に期待できる取り組みが進められているが、日本 茶全体の中での宇治茶の振興について本府の戦略はどうか。

(答弁)

〇「お茶の京都」の取り組みでありますけれども、お茶は京都のブランド産業と思うんですが、嗜好品の多様化により 、生産量が頭打ちになっておりますし、ペットボトルの普及により、急須でお茶を飲む機会が少なくなって、お茶文化の 基礎が失われつつある危機感があると思います。

〇ただ、一方では東京オリンピック・パラリンピックをはじめとして、多くのイベントが行われる中で日本文化自身に対する 見直しつつあるだろうし、和食の世界無形文化遺産や日本遺産でお茶が認定される中で非常にお茶に対する関心が 高まっている。また外国人観光客につきましても抹茶スイーツがそこらじゅうに山積みされ買っていかれるくらいに、お茶 自身の持っている人気は高いと言うことであります。

〇こうした課題を克服し、宇治茶の持っている可能性を高めていく。そのためには、今までのような取り組みではダメで はないか、お茶を総合的、横断的に信仰してく取り組みが必要であるということで「お茶の京都」の取り組みを始めまし た。

〇中身としては、お茶の生産力能力や技術力をアップするために、茶業研究所を核にしてやっていく。それからお茶文 化の普及・拡大もやっていく。さらには人材養成をスタートさせていく。そしてお茶育で、子どもたちにもお茶の良さを広 めていく。

〇こうしたお茶を通じて地域全体を連体し、相互に交流することによって、宇治茶をキーワードにした振興策を練り上 げて、地域全体が交流圏として盛り上るようにしていきたいというのが狙いで、それに向かって成果を上げてお茶の京 都博等を通じて、観光客増しにもつなげていきたいと思っております。

〇今、ご指摘がありましたように宇治茶の占める割合は、全国8万4千トンの中で、3千トンと微々たるものであります。 ただ宇治茶の場合には、どこにいっても非常に存在感がありまして、イタリアミラノ博覧会でも水出してん茶や玉露など は、皆さんに対して圧倒的なアピールがされたところでありますし、他の産地のお茶がKGあたり2千円前後であるの にたいして宇治茶が4千円であります。

そういった点で宇治茶の特徴としては高級ブランドであるということと、それと同時に宇治茶は長い歴史と伝統に支えら れておりまして、それが都の文化と結びついていく中では、お茶は総合文化であるという側面を持っています。

私は。この2つを融合することによって、宇治茶ならではのブランド戦略をつくっていくことが必要ではないかと考えています。

その為に、生産の基盤、基礎についても技術的に非常に付加価値が高いことをやっており、それを維持していくこと。 さらにその中で、富裕層をターゲットとしたブランド力を高める戦略をとること。

そして同時に、宇治茶の世界文化遺産を狙い、日本遺産にもなった文化との融合の中でのアピールを強めていくこと によって、mささに宇治茶ならではの振興策を講じていきたいと思っております。

(村井議員要望)
総合文化としてのお茶振興、その中での茶の生産量の拡大、これをしっかりと進めるという御答弁のとおりだと思います。 これをよろしくお願いします。
 
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宇治川圏域の河川敷整備について

(質問要旨)

本府においては、昨年度は洪水対策として河川改修に重点的な投資が行われ、弥陀次郎川など宇治川圏域の対 策も行われており、将来への投資という視点からも重要な対応と評価する。宇治・久御山域は巨椋池の干拓地であ り、この地域にとっては、洪水対策が最大源の地域創生であると考えるが、国直轄河川である宇治川を含め、府の 管理河川である古川などの内水氾濫対策への取り組みについて知事の所見を伺いたい。

(当日答弁)

宇治川圏域の河川整備についてでありますが、確かに未来への投資と言う面があることも事実であり、生活支援 みたいな形で厳しい状況がボディブローのように重くのしかかっているのも事実である。この中で地域創生のベースは 安全という基本的な基礎があって初めて地方創生であると思っている。

宇治川圏域は巨椋池など、かつては遊水池であり災害には元々脆弱であります。その中で、急速な開発によって 市街地が進んで十分な排水が出来ないという構造的な問題を抱えているだけに、ハード整備としては河川下水道 による「流す対策」と同時に貯留対策による「貯める対策」を売っていかなければならない。ソフト対策としては、浸水 想定区域や過去の浸水実績、災害危機情報と一体となった災害に強いまちづくりに取り組むことが重要。

この中で外水対策や内水対策といったハードな整備について、まず外水対策については国直轄の宇治川本川に おける塔の島付近での河道改修や天ヶ瀬ダム再開発事業のトンネル式放流設備工事が、平成30年度完成を目 途に進められている。

府管理河川においても、今年度に天井川の切り下げ工事がいよいよ弥陀次郎川で終わりますし、平成30年度 完成を目途に河道拡幅を実施してる古川についても整備を急ピッチで進めているところです。

次に、内水対策については、古川の河川改修や木幡池の浚渫など整備に努めてまいりましたが、、さらに桶門や ポンプによる排水能力の向上、貯留施設、下水道との連携など流域全体での効率的な対策を講じていきたいと 思っていまして、とりわけ木幡池については、今年6月に国府三者による協議の途中経過を地元にお示ししたところ であり、引き続き三者で検討を進め早急に対策案を取りまとめてまいりたい。

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大戸川ダムの役割と効果について

(質問要旨)

大戸川ダムについては、平成20年に関係府県の合意の下で建設が一時凍結されており、当時は桂川、木津川 の流量により水位が変化するため宇治川の府域における効果は不明とのことであったが、府南部地域は昭和28年 の台風に匹敵する大雨を経験するなど状況が一変する中、10月30日に大戸川ダム建設事業の関係、地方公共 団体からなる検討の場が開催される予定と聞くが本府の考えをしっかりと伝えていくことが必用であると考えるが知事 の所見を伺いたい。

(当日答弁)

大戸川ダムの検証についてでありますが、いよいよ国はダム検証に係る検討の場(第二回幹事会)を10月30日に 開催すると発表したところであります。

大戸川ダムの役割と効果については、2つ考えなければならない点があります。1つは大戸川ダムの建設を急ぐあまり、 塔の島近辺、宇治川の堤防改修が後回しにされていたということ。もちろん、天ヶ瀬ダムの再開発もこのために後回し にされたということが一点あります。もう一点は、大戸川ダムの建設が瀬田の洗堰の全閉操作解消の前段階とされた ことであります。私どもは、なぜ意版厳しい状況にある宇治川流行の堤防強化が後回しにされるのか。そして、決めて である瀬田川の洗堰操作が解消されるようなことが生じるのか。これに対して、大変怒りと疑問をもって大戸川ダムの 役割検証を行って平成20年9月の京都府の技術検討会において、これは直ちに着手するべき事業ではないというこ とで凍結を行ったということであります。

京都府では、その後3年連続で甚大な水害があったんでありますが、この水害の状況を見ますと、平成25年度台風 18号は、昭和28年の台風13号に匹敵する大雨でありましたが、宇治川、沿川においては、弥陀次郎川の堤防決 壊、古川の濫水、木幡池の内水氾濫など本川よりも支川の小規模河川における被害が目立った現状であります。

したがって、ここ数年の災害だけ見ますと、大戸川ダムが京都府にとって、なければ大変なことになったとういような形での、 状況変化はしょうじておりません。ただ、今年も常総市でありましたように異常な集中豪雨など、気象条件、気候条件 の変化というものがありますので、もう一度様々な角度から検討する必要があります。しかし、あくまで前提としては、塔 の島や天ヶ瀬ダムといったような、京都の中流域を守る対策がしっかりと講じられることとして、瀬田の洗堰の全閉操作 のような、どう考えても主客転倒したようなことにならないように、これを私どもはしっかりと主張していかなければならない というふうに考えております。

【要 望】

ありがとうございました。あらためまして今の御答弁を頂きまして心強く思います。

かつては、国の整備局とそれに関わります検討委員会が意見の対立があった。そういう中で京都府は思案の上、技術 検討報告書をまとめられて、一定の方向性を出されたと思います。平成20年のころの時期、はっきり覚えている。 そして、また、そういう決断をというかご判断をされる時期を京都府は迎えると思います。そういう中で、今知事がおっしゃら れた、瀬田の洗堰の全閉解除、これは堅持、これは解除ということは断じて京都府として許されることではないと思います。

もう一点、この課題は、様々におそらく大戸川を巡りそれぞれの地域への影響、これは検討されると思います。当然、 桂川、当然、木津川、当然三川合流後の淀川、しかし京都府はあくまでもこの中中流域の宇治川での効果、役割 そこにきっちりと地域が守れるという検証結果を求めて頂きたいと思います。

この最善の事業の組み合わせとは何なのか。より効率的、効果的な進め方はないのか、さらにそれを説明するために 客観的な評価を行う、さらに平成20年の中間報告では、今後、内外の意見や最新の検討結果を踏まえて必要な 修文を加えていきたいと考える、このように前書きにございます。どうか今回のこの議論の場に加えていただき、さらに われわれ京都府民、安心、安全きっちり構築できますよう、どうか検証作業を進めていただきたいことを強く要望させて いただき、改めまして山田知事のその姿勢に期待をいたしまして、私の質疑を終了させていただきます。御答弁ありがとう ございました。


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